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『戦乱のゼンディカー』の期待値についてです。
巷間で言われているようにしょっぱいのか果たして。

引用元:The Expected Value of Battle for Zendikar -mtggoldfish.com

期待値とは

説明部分だけ、ざっくり訳します。

期待値とは、ブースターBOXを1つ開けたときに、どれくらいの値段になるかというものである。
期待値は、それぞれのカードについて、カードの値段とそれが当たる確率を掛け合わせて算出する。

カードの価格

期待値の計算には、実際に私たちがカードを販売することで得られる価格を想定するので、StarCityGamesやChannelFireballでの販売価格ではなく、現時点でのeBayでの価格、手数料や送料等のマイナス分も含めて算出する。
新しいセットは、発売した週末がもっとも高く、徐々に価格は下がるので、ボックスを開けて利益を出そうとするなら、現実的にすぐ販売できる価格を使用するのが合理的である。

方法論

1.コモンは一部を除いて、千枚で$5のバルク扱いとする。1BOXのコモンの期待値として$1.80を加算する。
2.アンコモンも一部を除いてバルクとする。
3.以前は期待値にFOILは含めなかった。FOILは、1BOXに平均してコモン3枚、アンコ2枚、レア1枚入っているが、特定の神話レアのカードのFOILが出るのは非常に稀(例えば今回のウラモグのFOILは3,240パックに1枚)である。しかし、コモンやアンコモンのバルクFOILであってもある程度の価値は保証されているので、加えることとする。
4.この期待値は、発売した週末の価格を判断しようとするためのもので、長期的な価値を保証するものではない。期待値は、現時点での値である。特定のカードの今後の値動きを予想するためものではない。
5.この期待値の計算は、このカードセットの現在の価値を考慮するためだけのものである。
6.カードを実際に販売するまであなたが利益をあげることはない。
7.サンプル数が多いほど、期待値により近づく。神話レア無しでほかもカスレアだけのBOXもあれば、神話レアのFOILの入ったBOXもあったり…

期待値

細かい説明の訳は省きまして、いきなり期待値ですが

1BOXの期待値は、$90.29(10,834円)

だそうです。
ただこれにはZendikar Expeditionsの分は考慮されていません。
Zendikar Expeditionsの分を含めると1BOXあたり$22.88が加算されて、1BOXあたり$113.17(13,580円)となるそうです。

Zendikar Expeditionsの封入率は明確にされていないと思いますが、この記事では6BOXに1枚の確率として計算しているようです。

やはりZendikar Expeditionsのカードを引き当てないことには、BOXから利益を出すのは難しいかもしれません。
青絡みのフルアートフェッチランドは特に高価ですが、1BOXを開けて青絡みのフェッチランドを引ける確率は、2.72%だそうです。

ちなみにですが、1カートン(6BOX)買って必ずZendikar Expeditionsが入っているという保証があれば、(1BOXの平均:$90.29)×(6BOX)+(Zendikar Expeditionsの1枚平均:$137.25)=$678.99(約81,479円)となり、若干のお得感が生まれます。

ただ必ず1カートンに1枚入っている保証もありませんし、6BOX分のカードを捌く時間と労力が必要とされますが。


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