先日、《龍王オジュタイ》がなぜ値上がっているのか分からない!と書きましたが、今回はその続きです。


エスパーコントロール

まず、前回はSCGインビテーショナルにて102位として掲載したエスパー(白青黒)コントロールについて。
102位というのは、予選でのスタンダードとレガシーの戦績を合わせた総合順位でした。

スタンダードのみで言えば、8戦中7勝以上と、大変優秀な成績を収めていました。
この点を完全に見落としておりました。

スタンダードにおいて、《卓絶のナーセット》《龍王オジュタイ》を有するエスパーコントロールというデッキには、大いに可能性が秘められているのかもしれません。


SCG Invitational 102位 エスパーコントロール James Buckingham 2015/3/27
4 《島》
3 《沼》
2 《コイロスの洞窟》
2 《陰鬱な僻地》
4 《汚染された三角州》
4 《欺瞞の神殿》
3 《啓蒙の神殿》
3 《静寂の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

26 土地

3 《龍王オジュタイ》
1 《漂う死、シルムガル》

4 クリーチャー

2 《卓絶のナーセット》
4 《予期》
3 《胆汁病》
4 《時を越えた探索》
4 《解消》
1 《忌呪の発動》
4 《英雄の破滅》
1 《オジュタイの命令》
4 《シルムガルの嘲笑》
1 《完全なる終わり》
2 《命運の核心》

30 呪文

2 《アラシンの僧侶》
1 《忌呪の発動》
2 《否認》
1 《オジュタイの命令》
2 《完全なる終わり》
1 《龍王シルムガル》
3 《悲哀まみれ》
3 《強迫》

15 サイドボード



対戦動画

ということで、実際にプレイしている動画はないか探してみました。

SCGインビテーショナル予選総合12位のShaheen Soorani選手のエスパーコントロールの対戦動画です。
(2戦目17:30~、3戦目35:30~)

左:ジェスカイアグロ(Jim Davis) VS 右:エスパーコントロール(Shaheen Soorani)

1戦目

エスパーコントロールのShaheen Soorani選手は先攻。
開始から3ターン、対戦相手は戦場に何も出さず
4ターン目に《卓絶のナーセット》、5ターン目に《龍王オジュタイ》と並べていく。

対戦相手が4、5ターン目に《前哨地の包囲》を2枚重ねるも、《卓絶のナーセット》のマイナス能力で《完全なる終わり》を反復し追放。

その後、一度は《龍王オジュタイ》を除去されるが、
《時を越えた探索》を反復し、圧倒的なハンドアドバンテージから、相手に何もさせずに《龍王オジュタイ》《漂う死、シルムガル》を並べて勝利。

2戦目(17:30頃~)

対戦相手に2ターン目に出された《魂火の大導師》を捌ききれず、4対32まで。

その後、《漂う死、シルムガル》《卓絶のナーセット》と並べて起死回生を図るも、
相手の《カマキリの乗り手》の速攻から残りライフ1。

最後は龍のモードの《前哨地の包囲》と《魂火の大導師》を出され敗北。

3戦目(35:30頃~)

序盤、《道の探求者》《カマキリの乗り手》《ゴブリンの熟練扇動者》と連続でクリーチャーを出される。
ダメージを受けながらも、《予期》《時を越えた探索》でサーチしつつ、《シルムガルの嘲笑》《英雄の破滅》《完全なる終わり》で対応していく。

9対16の場面で《オジュタイの命令》を1ドロー&4ライフゲインで使用。

その後、《龍王オジュタイ》を戦場へ。
《龍王オジュタイ》の攻撃時に《勇敢な姿勢》を使用されるも、《解消》でしっかりと守る。

対戦相手も《宝船の巡航》から《道の探求者》を2枚戦場に出すが、
《龍王シルムガル》でコントロールを奪い
最後は《卓絶のナーセット》から《究極の価格》を反復し、勝利。

デッキレシピ

SCG Invitational 12位 エスパーコントロール Shaheen Soorani 2015/3/27
4 《島》
2 《沼》
1 《コイロスの洞窟》
4 《汚染された三角州》
2 《光輝の泉》
4 《欺瞞の神殿》
4 《啓蒙の神殿》
4 《静寂の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

26 土地

2 《龍王オジュタイ》
2 《漂う死、シルムガル》

4 クリーチャー

3 《卓絶のナーセット》
3 《予期》
4 《時を越えた探索》
4 《解消》
4 《英雄の破滅》
4 《シルムガルの嘲笑》
3 《究極の価格》
2 《完全なる終わり》
3 《命運の核心》

30 呪文

1 《真珠湖の古きもの》
1 《層雲の踊り手》
4 《氷固め》
1 《悪性の疫病》
2 《否認》
1 《オジュタイの命令》
1 《龍王シルムガル》
4 《悲哀まみれ》

15 サイドボード



龍王オジュタイ

《龍王オジュタイ》《卓絶のナーセット》


mtgmintcard.comでは《龍王オジュタイ》$15.24(1,828円)と、前回の記事から、さらに値上っています。


確かに《龍王オジュタイ》は、攻撃してしまうと呪禁が無くなってしまいます。

ですが、手札に打消呪文があれば、ある程度はその隙をカバーできます。
出したターンや、打消呪文がなくとも、攻撃しなければ、勿論呪禁です。

攻撃すれば《予知するスフィンクス》よりアドバンテージを得られます。
5マナなので、《真珠湖の古きもの》より序盤でも出しやすいです。

この動画を見て、私が考えていた以上に、《龍王オジュタイ》は使い勝手の良いクリーチャーであるかもしれないと感じました。



初動価格の6,000円から値下がる一方であった《卓絶のナーセット》ですが
mtggoldfish.comを見ると、海外では全体的に見ると今週は微増しているようです。

今後のエスパーコントロールの活躍次第で、《卓絶のナーセット》《龍王オジュタイ》の評価が定まってきそうです。



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